過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 11:08:04.58 ID:iNmol0qk0
レッドの炎が紬に向けて放たれると同時に、紬はキーボードを素早く弾く。
不思議な音が鳴り、突如、壁際にあった水道の蛇口及び排水溝から水が噴き出す。
その水は意思を持ったように空中を移動し、レッドの炎を直撃して消し去った。

「なにぃっ、水流操作だと!?」

「ふん……食らえ!」

グリーンが風を操り、あたりに散乱している廃材などを巻き上げる。
さらに間髪いれずにイエローが電撃を放つ。
紬はまた不思議な音を奏で、今度は念動力を発動すると廃材を空中で止め、それを集めて即席の壁を作り、電撃を防いだ。

「ククク、どうやら一筋縄ではいかないようですねえ」

「だが、防御だけでは勝てんぞ! ようし、総攻撃だ!!」

三人がそれぞれの能力を発動しようと構えた瞬間、空気中の水分を集めて発生した霧がレッドを包む。

「うおっ!?」

炎を出せないレッドをよそに、グリーンが風の反動を利用して自らを突撃させる。
しかし紬はそれを肉体強化で難なくかわすと、すぐさま地形操作で床を隆起させ、イエローから飛んできた電撃を防ぐ。

「ふん、ちょこまかと……食らえ!」

紬の背後にまわったグリーンが真空の刃を放つ。
が、紬は隆起した床に触れ、その一部を空間移動により紬の背後に移動し、真空の刃を消滅させた。

「そこだあっ!!」

隆起した床に出来た隙間を狙い、霧から抜け出したレッドの火炎弾が飛んでくる。
紬に命中したかに見えたが、それは偏光能力による残像だった。
残像はしばらくすると消え、紬の姿は見当たらない。


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