過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 09:52:37.95 ID:iNmol0qk0
#1 結成!



それから数年。

学園都市のとある人気のない裏路地。
黒いスーツにサングラス、拳銃を持った「いかにも」な男たちが、建物と建物の間の細い道を、息を切らしながら駆け抜けていた。
男たちはある一人の少女から逃げていた。

「はあ、はあ……チッ、なんなんだあのガキは! 肉体強化系の能力者か?」 

「レベル4ぐらいか? 誤算だったな。まあ、ここまで逃げれば大丈夫だろう」

しかし、曲がり角に差し掛かった瞬間――

「おりゃーーーーーっ!!!」

逃げ切ったはずの少女が突如現れ、とてつもないスピードでドロップキックを放ってきた。
先頭を走っていた男はなすすべなく顔面に蹴りを食らい、そのまま壁に叩きつけられた。
頭蓋が砕ける鈍い音が響き、男はその場に崩れ落ちた。

「なっ……いつの間に回りこんだ!?」

「へっへーん……このあたしのスピードをなめんなよ」

「くそっ!」

二番目に立っていた男が銃を構えようとした瞬間、少女はすでに男の懐にいた。

「な、速――」

最後まで言い切る前に、少女の手刀が男の首をポンと軽く叩く。
しかし、その軽さに対して不自然に強い衝撃が男の首に伝わり、頚椎を砕いた。
ドサッ、と倒れた男を踏みつけて乗り越え、少女は残りの男たちのほうへと迫っていく。

「さーて、あと五人か……」

「く、くそっ、化け物め! 逃げるぞ!」

男たちは戦意を喪失し、元来た方へと逃げてゆく。


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