過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/26(日) 13:01:43.14 ID:iNmol0qk0
音楽室の前にいた二人の生徒は困惑の表情を浮かべていた。

「あっれ〜、誰もいないや。やっぱなくなっちゃったのかな〜?」

「うーん、勧誘してる先輩もいないし、チラシもないし、そうなんじゃないかなぁ」

「あ、憂、和先輩に聞いてみればわかるんじゃない?」

「そっか、和さんなら知ってるかも」

憂と呼ばれた少女が携帯を取り出そうとすると、一人の教師が現れた。

「あなたたち、どうしたの?」

「あっ、えっと……音楽の山中先生ですか?」

憂が応える。

「ええ、そうよ。音楽室に何か用かしら」

「ええと、こちらの子、純ちゃんが軽音部に入部希望で……」

「見学に来たんです! けど、もしかしてなくなっちゃってたりしますか?」

「ええ、残念だけど軽音部は去年廃部になっちゃったのよ」

「やっぱそうかぁ〜……」

「残念だったね、純ちゃん」

「あなたたちが部員を四人集めれば、新しく作ることもできるわよ?」

「い、いや、さすがにそこまでは……あはは」

「ありがとうございました、山中先生」

「ええ、いい部活が見つかるといいわね」

二人が去った後、音楽教師の笑顔が消える。

「……学園都市第六位・平沢憂、か。よく似てるわね……」


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