過去ログ - パイルドライバー
1- 20
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/06/26(日) 15:48:47.68 ID:BD9wf7ABo
改札を出て案内板を頼りに進んでまた改札を通る。
駅の中は蒸していてやや息苦しい。
別線のホームに立つと日は高くなり始めていて、さんざんじり焼かれた後二人は電車に乗り込み、がたがた揺れながら発車すると梓は少しほっとした。
「あ、本当ね。ちょっと揺れたほうが電車っぽい」
紬が揺れに合わせて身体を動かしながら言った。

車内はそれなりに人がいたため、うまい具合に二人ぶんの席が空いていなかったので二人とも吊革に掴まって立ち続けていたが、そのうち紬がぎこちなく足を捻り始めた。
「どうかしました?」
「うーん、ちょっとこのサンダル足に合ってなかったみたい」
「買ったばっかりなんですか?」
「うん」
見ると、紬の足の親指と人差し指の間が少し赤くなっている。
「でも我慢する」
「じゃあ今日は早めに下見終わらせて帰りましょうか」
「うん」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
19Res/16.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice