77: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2011/12/12(月) 03:21:07.01 ID:GnbAlvi9o
「先ほど仰っていた子育てロボットという……」
「ええ、その通りです。
先ほどの私の話の中に私の未来は惨憺たるものだった、といいましたが少し訂正させていただきます。
確かに私の未来は悪いものだったのかもしれませんが、今思うと恐らくあれは私を奮い立たせるための嘘だったのだと思うのです」
「未来が嘘だった……?」
岡部がいまいち理解できないと言う様な口ぶりで疑問を呟いていた。
その姿を見て野比は天井を仰ぎ見るような体勢になり、目を瞑った。
「その時、私に示された未来のことを思い出してみると、どうもおかしな点に気づくんですよ」
「おかしな点?」
「ええ、明らかにおかしな点です。
ドラえもんは私の部屋に訪れたとき一人ではありませんでした。
その傍らに私の子孫だという少年を連れていました。
私の妻は静香というのですが、その時私に示された未来では、
別の女性と結婚していることになっていたのですよ」
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