229:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2011/07/06(水) 03:12:33.77 ID:p43hANcAO
「当麻、貴様のお見舞いに来たぞ」
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「そういえば初めて貴様と会話した時、びっくりしたのを私は覚えている」
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「なにせ頭に下条とつけてるんだからな、貴様の卑屈さを表しているようだった」
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「ほら、見ろ、青髪ピアスは結婚したんだぞ」
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「名前は確かオセロっぽい名前だったような気がするな」
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「明日もくる、病院食も健康の為だ、残さず食べること」
「そういえば中学のアルバムを持ってきたんだ」
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「そういえば、貴様に聞いたことがあったな、なんで下条と自分を呼ぶのかって」
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「あろうことか貴様は下だとこれ以上不幸はないからだとか抜かしたな」
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「その時の貴様の発言に激怒したのを覚えている。そもそもそういうネガティブな……」
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「でもな、あったじゃないか、それ以上下が」
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「貴様の生い立ちなんて聞こうと何度、思ったか、今、後悔してるよ」
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「貴様は平気な顔して過ごしていたけど、私は気づいてたよ、貴様が誰よりも愛に餓えてたってその癖、いらないとか必要ないとか言って強がる」
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「その癖、別れ際に不安な顔をする。私の知らないところでそんな顔をしていたか不安になるよ、だって、そんなの卑怯だわ」
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「そんな顔をされたら私は、違うな、女だったら誰だって母性愛をくすぐられる、他に女がいなかったか嫉妬するわ」
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「大丈夫、当麻、貴様の不幸はもう無いわ、だから安心しなさい、死ぬことが不幸じゃない、生きることが幸福じゃない。それを決めるのは多分あなたのーー
心じゃないのかな？」
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