過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたらしい」
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888: ◆SHpOT25On.[saga]
2011/07/26(火) 20:26:51.51 ID:guA9H681o
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昼過ぎ〜心眼族の村 外れ〜


勇者「・・・ふぅ。」

勇者(まだ頭が痛いな。しかし急がなければ。)
勇者(まだ多腕族が攻めてくるとは決まっていないが、好戦的な種族らしい。心眼族が攻めてきたと拡大講釈する可能性が高い。)

勇者(俺が外から来たというのも信じていないようだしな。夜前に多腕族の里へ行き長をねじ伏せる必要がある。)

勇者(それも多腕族がなっとく出来る形で。しかも相手は見えない腕を自由に振るう。おまけに怪我。不利な条件が揃い過ぎているな。)

勇者(・・・可能性が在るなら俺の速さと武術だな。さっきは焦って動きがばらばらだったしな。それに武術を知らない可能性がとても高い。)

勇者「・・・勝機は投げ技か。下手したら俺が組み敷かれてしまう。見えない腕が怖いな。」

勇者「・・・・・・すぅー。はぁー・・・・・・。」

勇者(日はまだ高い。夜の戦闘になれば心眼族が圧倒的有利。攻めるなら朝。という思考をするはず。)

勇者(ここまで来るのに3時間はかかる。準備を含め大人数で進行するならもう少しかかる。戦闘が長引けば夜になる。)

勇者「だから今日来る可能性は低い。・・・・・・出発するか。」

ヒュン!

勇者「!」
ズガン!

孫「どこへ行く気だ!」

勇者「・・・多腕族の村だ。」

孫「何をしにだ。」

勇者「説得しに。」

孫「俺の弓に気づかないほど消耗しているのにか。」

勇者「・・・。」

孫「・・・俺が行く。」

勇者「お前が言ってもしょうがない。あいつらに接近戦で勝つ必要がある。」

孫「お前よりましだ!!」

勇者「・・・ふぅ。」

勇者「じゃぁ止めてみろ。」

孫「!!」

勇者「鉈を使ってもいいぞ。俺は素手だ。この前とは違う。俺も手をだすぞ。」


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