過去ログ - 杏子「あたしの恋はベリーハード」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage ]
2011/06/30(木) 20:33:13.08 ID:pd9i2CU5o
ほむらは、まどかが自分の事を下の名前で呼ぼうとしているのだと知り、少し気持ちが陰った。
そんな自分の内面は他人の好意を無下にしているようで、更に罪悪感が積もってくる。
「私、その…あんまり名前で呼ばれたことって、無くて…すごく、変な名前だし…」
自分の名前は好きではない。
出来るなら苗字で呼んで欲しかった…だがそれをはっきりとは言えず、
ところどころ詰まった言葉を発する度に、ほむらの話は要領を得なくなってくる。
これではいけない、またそう思った。 朝から何度同じことを考えたか、分からない。
「えー? そんなことないよ。 何かさ、燃え上がれーって感じで、カッコイイと思うなあ」
まどかは、やはりそんな事は一切頓着していない。
悪気は全くないのだ。 ほむらの名前に対する感想も、嘘偽りのないまっさらなものだろう。
それが分かるだけに、ほむらは更に辛く追い詰められていくのだ。
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