過去ログ - 杏子「あたしの恋はベリーハード」
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage ]
2011/06/30(木) 20:44:59.49 ID:pd9i2CU5o
ほむらが動けるようになるまでまどかは背中をさすり続けてくれた。
そして吐瀉物で汚れたほむらの制服を自分のハンカチで拭いてくれ、地面にぶち撒かれたそれも綺麗に片付けてくれた。
ほむらはその様子をただ呆然と見ていることしか出来ず、自分は死んだほうがいいのかもしれない、そう思っていた。
「大丈夫? 立てる?」
確認をしながら、まどかはほむらに肩を貸し、ゆっくりと立ち上がった。
この時腹パンの2名は、既に居なくなっていた。
「ありがとう…鹿目さん、ありがとう…」
「すぐに保健室に着くからね。 頑張って、ほむらちゃん」
まどかにもたれかかりながら、ほむらはゆらゆらと力なく歩き出した。
制服越しに、まどかの温もりが伝わってくる。
ほむらはまたまどかにカッコ悪いところを見せてしまった自分の情け無さを噛み締めながら、
それでも高まってくる胸のときめきを、持て余していた。
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