3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/01(金) 23:08:32.89 ID:wq3gp6Kw0
いつだったか、私のベッドの真っ白いシーツの上を、
2人でぬらしながら、2人でポーズを考えた。
なかなか私に「すき」って言ってくれない和ちゃんに私が提案した。
「まずさ、右手で鼻の頭をさわるでしょ?」
「こうかしら?」
「うん、そうそう!それが『す』ね!そしてね、そのあとにそのまま右手で左耳の耳たぶにさわるの!」
「それが『き』?」
「うん!!」
「これなら…きっと、みんなにはわからないわね」
そういって、珍しく和ちゃんは無邪気そうに笑った。
「みんなにバレるのがそんなにいやなの?」とはその笑顔に聞けなかった。
「2人だけの合言葉、だよ」
私はそう言っていつものように笑った。
結局、和ちゃんがその合言葉をそれから使うことは一度もなかった。
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