過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」2
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(千葉県)
[saga]
2011/07/02(土) 00:26:53.12 ID:4jjVYGHho
「いやー朝起きたら表が真っ白でびっくりしたぜぃ。コートがどこにあるか分からないせいで手間取っちまった」
「あら、妹さんは用意してくれなかったの?」
「昨日は自分の寮に帰っちゃったんだにゃー。ところで」
土御門は軍用の双眼鏡を取り出し、ビルの対岸に目を凝らす。
「やっこさんはまだ現れないか」
「約束の時間まではまだしばらくあるでしょう?」
「最終確認をするぞ。まずは俺があいつと話をする。大人しく従ってくれればそれでよし。
仮に話が決裂しそうなら、絹旗と海原があいつに突撃する。結標は転送係。問題はないな?」
「問題ないわ」
「大丈夫です」
「……本当に大丈夫ですかね」
「まあダメだったら、腕の良い医者のところにすぐに運んでやるから心配しなくていいぜぃ。
ちゃんと元の形に整えてくれるぜよ」
「それは明らかに"ダメ"というか"もうダメ"の領域よね」
「……そんなことになったら土御門の枕元に立って、私の末路と同じ形に超整形してやりますからそのつもりで」
絹旗が軽く片足で屋上を叩くと、その周囲がボコォッ!! とすさまじい音を立てて大きく砕ける。
その破壊力に、土御門の顔がサーッと青ざめた。
今後は枕元にお札でも張っておくにゃー、と呟く土御門を放置して、海原が自らの腕時計を見る。
「約束の時間まであと30分、と言ったところでしょうか。そろそろ準備をしておくべきころかもしれませんね」
その言葉に土御門は軽くストレッチをし、寒さに冷えた筋肉をほぐして行く。
「さーて、"グループ"、久しぶりのお仕事だ。気合を入れて行こうぜ」
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