過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」2
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(千葉県)
[saga]
2011/07/02(土) 00:45:18.65 ID:4jjVYGHho
かき集められるだけ集めた砂鉄の剣は、黒の暴風となって一方通行を襲う。
纏わせた雷撃は、彼女のフルパワーを込めた。
だが、
「確かあン時も言ったと思うがな、オマエにとってはこれが全力かも知れねェが」
一方通行をすり潰すはずの砂鉄の剣は、彼に触れた途端ぐにゃりとその形状を変える。
もちろん美琴が操作したのではなく、磁力のベクトルを一方通行に"乗っ取られた"のだ。
それはそのまま一方通行の周囲に渦を巻くように漂う。
「俺にとってみりゃァ、こンなシケた攻撃は数のうちに入ンねェンだよ」
砂鉄の渦からにゅっと突起が飛び出たかと思うと、それは目にもとまらぬ速度で射出された。
音速を遥かに超える速度で撃ちだされたそれは美琴の頬を掠め、一筋の切り傷をつけた。
知覚なんてできなかった。できたとしても、防御すらできなかった。
今美琴が生きているのは、単に一方通行が狙いをわざと外したからにすぎない。
「オマエじゃ、俺には勝てない。序列の差ははっきりそのまま力量の差を示している。
例え同じレベル5に序せられていよォが、その差が絶対的なものであることに変わりはねェンだよ。
1秒でも長生きしてェンなら、学園都市の隅で大人しくブルブル震えてるンだな」
そう言うなり、一方通行は軽く地を蹴る。
ふわりと宙高く跳び上がった彼は、そのまま柵の外へと身を躍らせ、そのまま落下を始める。
最後に見えたのは、へたり込み血が出るほど唇を噛みしめた美琴の顔。
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