過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」2
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(千葉県)
[saga]
2011/07/02(土) 00:24:15.38 ID:4jjVYGHho
雪は止んではいるものの、依然として重く垂れこめた鉛色の雲が空を覆っている。
天気予報では、午後からまた降りだすかもしれないと言う。
が、一端覧祭の後片付けの為に与えられた休日を、部屋でごろごろして過ごすのは性に合わない。
昨日と今日で、気温が大きく下がった。
暇を持て余した美琴が佐天に電話をかけると、風邪をひいたらしい初春の看病をするのだと言う。
他の友人たちもめいめい予定があるのだと言う。
することのない美琴は、ぶらぶらと街を歩くことにした。
主要な道路は既に雪かきが進んでおり、車道と歩道を隔てるように雪山が築かれている。
裏路地のように小さな道では、元気な小学生たちがはしゃいで雪合戦などをしたりもしている。
そう言えば、10777号のように北国の研究所に配属されたり、国内でも北海道などの機関に預けられた妹たちはともかく、
学園都市内にいる妹たちは、雪を見るのは初めてではないだろうか。
一面の銀世界に興奮し、いろいろ雪をいじくって遊ぶ妹たちを想像し、美琴の胸が温かくなる。
今日は妹たちと遊ぶのも良いかもしれない。
そう思った美琴は、足を冥土帰しの病院へと向けた。
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