178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/04(月) 00:29:17.02 ID:scvwc1Q4o
梓『ねえ唯先輩』
唯『なあに?あずにゃん』
梓『……寒いですね』
唯『そだねぇ……あっ、そうだ!』
唯先輩とポケットの中で繋いだ手、とても暖かくて寒い夜だというのを忘れてしまう程だ。
本音を言えば別れたくない。「行かないで」と我侭を言いたい、けどそれはダメだ。
梓『あの、また会えますか?』
唯『ごめんね、明日の朝イチの電車で東京に戻らなきゃいけないんだ』
明日になれば唯先輩はまた東京に戻ってしまう。
気持ちを伝えられるのは今だけで、次はいつになるのか分からないんだ。
だから私は考えた。指輪だけじゃなくて他にも何か先輩と繋がれそうなものを。
そうだ、手紙だ!手紙をだせばいいんだ、メールではなく手紙を。
梓『そうですか……なら、手紙を出します!メールより手紙の方が、より唯先輩が近くにいるように感じられそうなので』
唯『うん!それなら私も手紙出すよ!』
こうして、私達の遠距離恋愛が始まった。
唯先輩は休みになるとよく会いに来てくれて、私も受験勉強の合間を縫ってよく東京まで会いに行ってた。
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