189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/04(月) 00:50:14.49 ID:scvwc1Q4o
―― ヒマワリ畑
唯先輩との待ち合わせの場所に選んだのは近所のヒマワリ畑だった。
梅雨明け直後の抜けるような青空の下、ヒマワリが満開の花を咲かせ、一面に黄色い絨毯を拡げているようにも見えた。
そんな黄色い絨毯の真ん中で、あの人は私を待っていた。
梓『お久しぶりです、唯先輩』
唯『うん……』
私の顔を見た唯先輩の目からは段々と涙が溢れて零れ落ちているのが見えた。
涙の意味は分かっていたけど咎める気なんてあるわけがない。
梓『もう……なんて顔してるんですか』
唯『だってさ……』
梓『病気のことなら知ってます。だからもう気にしないでくださいね』
唯『え……何で病気のことを?』
梓『ふふっ、何ででしょうねっ』
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