22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:55:46.60 ID:NzZfbvjxo
翌日
この日は日曜日の休日、昨夜から降り始めた雨は今もまだ降り続いている。
そんな中、私と憂は2人で裏山の神社へ行くことにした。
わざわざ雨の中、こんな場所まで来るなんて普段はありえないんだけど、昨日ビデオを見た時から何故か妙な予感がしてそれを確かめる為にここまで来た。
憂「やっぱり雨だからかな、誰もいないね」
唯「そうだねー」
今私の視線の先には木で出来た古ぼけた小さな社がある。
所々木材が腐食していて、もう何年も放置されてるんじゃないかって思わせるような佇まいを見せている。
唯「なんだろ……なんかさっきから変な胸騒ぎがする……あそこに何かあるのかな?もしかして」
何かに導かれるようにして私は社の扉の前に立つ。
そして目の前にある埃の被った扉を両手でゆっくりと開ける。
立て付けの悪い扉は積もった埃を撒き散らしながら軋んだ音を出してゆっくりと開いていく。
真っ暗な室内を目を凝らしてよく覗きこんでみたけど、そこは何も無いただの空間だった。
唯「はぁ……そりゃそうだよね。こんなとこに何かあるわけないよね。やっぱ私の気にし過ぎだったかな」
私はそう呟いて開けた扉をまた閉める。
そして後ろを振り向き社から離れると憂がやってきた。
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