54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 21:35:51.70 ID:NzZfbvjxo
この時、正直何を書いたらいいのか全く考え付かなかったんだ。
まさか、「好きです!」なんて書くわけにもいかないし……ね。
唯『むっむー……どうしよっかなぁ……』
唯『あっ!そうだ!』カキカキ
色紙の真ん中が綺麗にくり貫かれたように空白だったんだ。
まるでみんなが私に対して席を譲ってくれてるように……
私はそこに大きな文字でこう書いたんだ。
【ありがとう、あずにゃんの隣は居心地がよかったよ ゆい】
そして卒業式も終わって放課後、帰り際に私達5人は下駄箱で寄せ書きを渡したんだ。
唯『実は私達からあずにゃんへもう1つプレゼントがあるのです!』
梓『え?さっき歌ってくれたあの曲だけじゃなかったんですか?』
律『あれとは別にな。ま、所謂突発企画なんだけどさ』
澪『梓も私達に手紙を書いてきてくれたんだし、お返しになるかなって』
唯『はい、どうぞ!あずにゃん』
梓『え!?これ……寄せ書きの色紙……ですよね』
紬『ええ、私達も梓ちゃんに何か形に残る物を残したくてね』
梓『ありがとうございます!私、この色紙大事にしますから!』
澪『さて……そろそろ帰るか』
紬『この校舎ももう見納めねぇ……みんなとこうして顔合わせるのもしばらくお預けねぇ』
唯『そっかぁ、私達みんな違う大学でバラバラになっちゃうんだよね』
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