過去ログ - 少女「エーテル病になった……」【Elona】
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/07/04(月) 02:19:20.63 ID:SXnxgJxF0
頭「よ、妖精だと!」

頭領の言葉に妖精は術士達から抜き取った生命力を吸収しキラキラと輝きながら憤慨する。

妖精「失ッ礼ね! アタシは妖精じゃなくて”妖精さん”。由緒正しき収穫の神の使徒なんだから! そこらの魔物と一緒にしないでくれる?」

盗賊団の頭領は一瞬にして部下が全滅した事実に打ちひしがれ、信じられないといった面持ちで妖精を見つめていた。
……無理もない。
彼はこの道幾数年、それなりの頭脳とそれなりの腕っ節を使って何とか頭領の座にまでのし上がって築き上げてきたものが。
部下の扱いにもそれなりに気を使い、それなりの信頼も得て、それなりの強さの盗賊団を纏めてきた。
その盗賊団が瞬く間に壊滅したのだ。それも冒険者一人と、たかが妖精一匹相手に。
それなりの実力でしかなかったのだと、彼は思い知らされた。

衝撃の余り脱力してしまった彼は、自身に迫るもう一人の刺客に気付かない。気付く事が出来ない。
それに気付いた所で対処する事も出来なかったであろう。
黒い剣士はもう彼のすぐ側で大剣を振り上げていた。

青年「戦闘中に呆けてんじゃねえぞ」

その言葉に顔を上げた頭領の目の前には無骨な鉄塊が剣風とともに迫っていた。
呆然とした表情のまま、盗賊団の頭領の上半身は宙を舞う。

 盗賊団の頭領は大剣で斬られてミンチになった!

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