過去ログ - 緒花「もう帰る」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県)[sage]
2011/07/04(月) 16:43:39.52 ID:8Ghg/ltgo
民子「……ッ」

緒花「あ、あは……変な勘違いはごめんだよみんち……」

いつ起き上がったのか、みんちはまるで足のないお化けのように、音もたてず私のいる二段目に顔をのぞかせていました。
その顔は暗くてよくわからなかったけど、噛みしめた唇が唾液で湿り、月夜に照らされていました。
眉間のしわが見えてきて、頬の朱色が微かに見えてきて、しばらくするとみんちの顔がはっきりと見えてきて……。

緒花「こ、怖い……よ……?」

民子「あ、えっと……あんたがとおるさんに気があるっていうからッ」

緒花「え、えっ!?そんなこと言ったっけ私っ」

民子「い、言ってはないけど……興味あるって……」

緒花「それは人間としてって意味!」

民子「つ、都合のいい言葉ね!そんなのいくらでも言い訳できる!」

なんでこんなに責めてくるのか、さっぱり理解できませんでした。
慎重になった結果、裏目に出たようです。本当、変な勘違い。
私があの人のことを好きになるわけがないよ。とおるさん、デリカシーに欠けるというか。

民子「ああああーもうホビロンホビロンホビロンほぼっ……ホビロン」

緒花「……」

噛んだ……。

民子「あんた、私の気持ち、し、しっ、知ってるんでしょ!?なのに……なのに……っ、ややこしい言い方して……ほんっとホビロン」

緒花「ご、ごめんーみんち……怒らないでー」

民子「ふんっ」

みんち、とおるさんの事相当好きなんだなぁ。
私はみんちの一連の振る舞いを見て、思った。
以前、みんちが同級生に告白されていたことを思い出した。
みんち、告白を受ける気がまったくと言っていいほどなかった気がする。
それは一途なとおるさんへの想いがそうさせたのだろう。
立場を私に置き換えてみる、もし孝ちゃんがいながらも別の人に告白されたらなんて言うかな。
とてもみんちみたいな拒否の仕方、できないだろうなぁ。拒否というか最早、拒絶もん。


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