15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県)[sage]
2011/07/05(火) 00:34:38.87 ID:majUMO1zo
鈍感というべき私の思考は、こうして片づけてしまい、これ以上みんちを疑うことはありませんでした。
にわかにみんちは物怖じせず、凛として私に一抹といえど、恋心を吐露したのですから、
私は明らかな変化に気付くべきであり、これをみんちの「一途な恋心」で片づけてしまったのはやはり、いささか所でなく鈍感というべきにあるでしょう。
みんちはある悩みを抱えていたのです、それは私に言えない悩みだったのです。だから一見無意味と思える応酬が続いたのです。
私は早く気付くべきだったと、後悔することになるのです。こんなことになるなら悩む前に東京へ帰るべきだったと。
まさかこの喜翆荘で、ドラマチックな展開が繰り広げられるなど思いもしませんでした。
それは決して、良いドラマではなかったのです。
私にとっては――そしてみんちにとって――。
孝ちゃんにとっても――。
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