903:SSS ◆5pbDteB19s[saga]
2013/02/22(金) 00:17:48.65 ID:plWmnaWt0
激闘をくぐり抜けてから、数日が経った。
骨折などの外傷が酷いことから、検査を含め何日か入院していた。
幸いながら、後遺症となるような大怪我はなく、両腕をミイラのように固定されて、退院することとなったのだ。
佐天「こんにちはー!」
初春「あ、佐天さん、お久し―――って、そのケガはどうしたんですか!?」
帰宅し、1日明けた本日。
午後一番で、私は久々に風紀委員第一七七支部に訪れていた。
室内には、初春、白井さん、御坂さんのいつもの4人だけ。
包帯だらけの私の姿に、初春と白井さんが驚いた顔をしている。
佐天「いや〜、ちょっと転んでけがしちゃってさー」
白井「また、そんなベッタベタな言い訳を。どうせ、また変なことに頭でも突っ込んだのではありませんの?」
佐天「そ、そんなことないですよー。ねー、御坂さん?」
御坂「ははは……」
関係者としてその場に居合わせた御坂さんに話を振って見たのだが、返ってきたのは苦笑い。
確かに、どうやって誤魔化せばいいのか悩むところだろう。
私だって、どういう反応を返していいか分からないに違いない。
初春「大丈夫なんですか?」
佐天「まだちょっと痛むけど、私生活には問題ないかな」
白井「無茶はほどほどにしてくださいませ」
御坂「本当にね……」
ゲンナリとしている御坂さんはさておき、初春と白井さんには安心してもらえたようだ。
ほんの数日しか経っていないはずなのに、ずいぶんと久しぶりにこんな会話をした気がする。
思わず顔がニヤけてしまうが、それも仕方のないこと。
こんな風に、また友人たちと会話することができるのだから。
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