過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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◆G2uuPnv9Q.
[saga]
2011/07/07(木) 18:58:54.20 ID:V2dfOUv60
さだのり「・・・」
三人は、セルジオの墓の前で口をつぐんでいた
墓の前
寄り添うように、ソラは眠っていた
邪火流「お前すげーよ」
邪火流「さだのりみたいに体力があるわけじゃないのに、何人も兵士殺したんだってな・・・」
邪火流「・・・最後に人殺しだなんて、俺達らしい最後なんだよな」
遠藤「・・・止めればよかったな」
さだのり「止まらなかったさ、こいつは」
さだのり「・・・走ったのはこいつだ、足を止められるのもこいつだけだ」
邪火流「・・・墓、作らないとな」
三人が、地面に穴を掘る
深い深い、水溜まりができてしまうほどに
邪火流「あーあ・・・殉職は二階級特進だってよ」
さだのり「お前ら、ソラの部下扱いになんのな」
ケラケラ、とさだのりが笑う
遠藤「ははは・・・でも、ソラみたいな上司なら悪くねぇかもな」
さだのり「・・・そうだろうな」
さだのりが空を見上げる
その日は晴れだった
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