過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
1- 20
478: ◆G2uuPnv9Q.[saga]
2011/09/22(木) 15:59:54.05 ID:qT2ViBr+0
さだのり「・・・なぁ」

夏美「なに?」

さだのり「俺ってさ、怖いのかな?」

夏美「うん、怖い見た目」

さだのり「マジかよ」

夏美「でも優しいよ」

さだのり「ふーん」

男が驚いたような顔をする

怖い、と言ったときにはそんな顔はしなかった

夏美「・・・ねぇ、おじちゃんはお父さんとかお母さんはいないんだっけ?」

さだのり「気がついたときは一人だったんだよ」

夏美「寂しくなかった?」

さだのり「別に、温もりなんて知らなかったからな」

夏美「・・・おじちゃんは、今も一人なの?」

さだのり「・・・そうだな、一人だ」

夏美「どうして?」

さだのり「・・・」

男がじっと夏美を見つめる

その瞳が、少し揺らいでいるようだった

さだのり「失うのが怖いからさ」

夏美「?」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
935Res/920.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice