過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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◆G2uuPnv9Q.
[saga]
2011/09/22(木) 15:59:54.05 ID:qT2ViBr+0
さだのり「・・・なぁ」
夏美「なに?」
さだのり「俺ってさ、怖いのかな?」
夏美「うん、怖い見た目」
さだのり「マジかよ」
夏美「でも優しいよ」
さだのり「ふーん」
男が驚いたような顔をする
怖い、と言ったときにはそんな顔はしなかった
夏美「・・・ねぇ、おじちゃんはお父さんとかお母さんはいないんだっけ?」
さだのり「気がついたときは一人だったんだよ」
夏美「寂しくなかった?」
さだのり「別に、温もりなんて知らなかったからな」
夏美「・・・おじちゃんは、今も一人なの?」
さだのり「・・・そうだな、一人だ」
夏美「どうして?」
さだのり「・・・」
男がじっと夏美を見つめる
その瞳が、少し揺らいでいるようだった
さだのり「失うのが怖いからさ」
夏美「?」
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