過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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517: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/12(月) 15:51:04.61 ID:dMQ/yZRr0
さだのり「俺のことを知ってるのか」

「あぁ…アンタは俺の父さんを殺したんだ!!」

さだのり「殺した?いつ」

「反乱戦争の時だ!!」

さだのり「あぁ、あのクーデターか」

「今の王は平和ボケしている…父さんや仲間は、それを変えるために戦った!!!」

さだのり「そして俺に殺された…と」

「アンタが父さんを殺したんだ!!」

さだのり「…おいおい、それで今更敵討ちか?勘弁してくれよ」

「うるさい…この悪魔!!!!」

悲しい奴だな、とさだのりは思った

さだのり(…あの戦争で何か大切なものを失って…それをどうすることもできずにここまで生きてきたのか)

自分とそっくりだな、とも

さだのり「お前…肉は好きか?」

「あぁ?今は父さんの話…」

さだのり「好きか?」

「…だったらなんだよ!?」

さだのり「豚も牛も、鳥も魚も…人間に食われても文句は言わない、人間が生きるには食わなきゃならないからだ」

さだのり「戦争だってそうだろ、敵を殺さなきゃ自分が殺される、それだけだ…文句なんて言うな、個人的な感情なんて挟んではいなかった」

「それがどうした!アンタは父さんを…」

さだのり「戦争だって、食事だって同じさ…食われるだけの豚じゃなく、従うための犬がいたってだけだ」




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