過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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◆G2uuPnv9Q.
[saga sage]
2012/03/16(金) 21:05:09.40 ID:O0uKvjHv0
さだのり「…よぉ」
夏美「!!おじちゃん、大丈夫だった!?」
喫茶店に帰ってきたさだのりを迎えたのは、先ほどの二人だった
邪火流はまだ帰ってきていないらしい
さだのり「当たり前だろ…そんな簡単に俺がやられるかよ」
瑠璃「…!服が破けています…」
さだのり「…あぁ、これか」
脇腹に目をやり、軽く呟く
さだのり「…あーあー、せっかく新しい服だったのによ」
瑠璃「…刺されたのですか?」
さだのり「いや、そうじゃない」
瑠璃「ですが…」
さだのり「それよりカバン、取り返したぞ」
被害者の女性の一人に、ぽんとカバンを放る
「あ…ありがとうございます」
さだのり「…気をつけな、人間の心の中に完全に平穏な場所なんてねぇ、絶対にだ」
「…はい」
さだのり「さーて、俺は仕事は終わらせたし…」
瑠璃「…ですが、私はこの子を見張っていなければなりません」
さだのり「?だからなんだよ、俺は行くからな」
夏美「お、おじちゃん…ピクニックは…」
さだのり「行かねぇよ、お前らだけで楽しめ」
ヒラヒラと手を振って、さだのりがその場を去る
瑠璃「…悲しい人ですね…彼は」
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