過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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542: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/16(金) 23:18:06.05 ID:O0uKvjHv0
さだのり(…あぁ、もしかしたら)

誰かの幸せを見届けるには、これほどの体が必要なのかもしれない

他人の幸せを守るためには、自分の幸せを守る以上の力が必要なのかもしれない

さだのり(…だとしたら)

これは、必要な力のはずだ

彼にとっては、必要な

遠くから誰かを守るために、駆けつけるには必要な

そして、自分で誰かを抱きしめるにはあまりに強すぎる力だ

さだのり(…丁度いいじゃねぇか、これなら他人に近寄りたいとも思わない)

夏美にも、邪火流にも、舞子にも

必要以上に近づくこともない

さだのり「…何しにここに来たんだろうな、俺は」

帰る場所がほしかったのか

彼女の顔を見たかったのか

過去の思い出に逃げたかったのか

さだのり「…どれでもねぇか」

さだのり「…俺は結局、迷ってるだけなんだろうな…」

ふらふらと旅路の途中に、偶然ここに来ただけなのだとしたら

さだのり(…いや、考えるのはやめるか)

宿に泊まろう、そして明日にはもう戻る

この街は、彼には暖かすぎるから





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