過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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547: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/17(土) 11:42:07.20 ID:MAU9zp0O0
さだのりは駆けた

あの女性の無事を祈って

舞子が、そこにいてくれることを願って

さだのり(何が幸せを守るだ・・・畜生が!)

結局、彼には何も守れない

あの戦争で、彼は「自分の幸せ」を守れなかった

今回は「みんなの幸せ」を守れなかった

自分が帰ってくることがどれほどのリスクを持っているか、考えもしなかった

さだのり(・・・世の中が平和になったら、俺が来ても問題ないだと・・・?)

そんなわけ、なかった

彼に憎しみを持つ者はいくらでもいるはずだ

かつての反乱軍の残党だっているだろう

反乱軍の家族がいるはずだ

今の兵士だって、もしかしたら平和を持て余しているかもしれない

平和をもたらした「さだのり」と「邪火流」を憎む者も現れる

そして

さだのり(俺が・・・俺が憎いヤツもいるはずだ)

あの戦争なんて関係ない

その前に彼が傭兵をやっていた頃

何度人を殺しただろうか

さだのり「畜生!」

考えれば簡単に分かるはずだった

自分が、ただここに来てしまったがために








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