過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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558: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/17(土) 12:01:57.55 ID:MAU9zp0O0
さだのり「…愛ってのを教えてくれた人なんでな」

「愛?笑わせるなよ、この化け物が」

鋭く光るのは刃だろうか、それとも

さだのり「…化け物が誰かを愛した、そしてそれを守ろうとしている…滑稽な喜劇だとでも思っておけよ」

「喜劇?こいつはただの狂言だ」

さだのり「…言うね、餓鬼が」

「…!!!」

かっと見開かれた少年の目には、さだのりしか映っていなかった

さだのり(…大振りだな、そんな振り方じゃ隙がいくらでも出来る)

剣を大きく振るった少年の脇腹は、本当に無防備だった

そこに目がけて、さだのりは脚を突き出す

「…」

さだのり「?」

ニヤリ、と少年の口が歪んだのはなぜか


さだのり(…!)

少年の剣の動きが、変わる

横に薙ぐような動きを突如として止め、その止めた剣をさだのりの足に突き立てる

さだのり「ぐっ…!?」


傷が付いた

あの強盗の一撃では傷が付かなかった彼の体が

さだのり(そういや、昨日の晩もこいつの攻撃では掌に…!!!)


「悪魔の首を払うのはいつだって英雄だ…だから!!」


脚を傷つけたことで、さだのりはバランスを崩した

その彼の首目がけて、鈍く光る刃が振り下ろされる



「俺は英雄にならなきゃいけない!」





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