過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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◆G2uuPnv9Q.
[saga sage]
2012/03/18(日) 22:37:26.74 ID:wwcWpyy/0
さだのり「…あ…」
どこに隠れていたのか、一人の男がナイフを放っていた
しかしそれはさだのりを狙ったのではない
舞子を、狙っていた
舞子を
舞子「…え…?」
ザクリ、と背中に何かが刺さった
舞子のではなく、さだのりの背中に
舞子「…さだ…のり?」
さだのり「…」
ベッケンバウアーを地面に放り、彼は舞子を庇うようにして立っていた
邪火流「さ、さだのり…!!」
さだのり「…」
あんなに頑丈な体だったのにな、とさだのりが笑う
だが同時に納得もいった
彼が強靭な肉体を手に入れるのは、いつも彼が憎しみを持っている時だった
こんな突然の攻撃に、憎しみなど持てようか
邪火流「さだのり、おい!!!」
さだのり「…舞子、無事か」
舞子「わ、私は大丈夫よ!!あなたこそ…」
さだのり「ならそれでいいんだよ」
舞子「!!」
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