過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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584: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/18(日) 23:27:52.78 ID:wwcWpyy/0
夏美「じゃあ、はい!!」

さだのり「…」

夏美が小指をぐっと伸ばしてくる

少し前まで、さだのりにはそれの意味が分からなかった

でも

さだのり「…あぁ」

そっと、今は彼も小指を伸ばすことが出来る

夏美「ゆーびきーりげーんまーん!!」

さだのり「嘘ついたら針千本飲ます」

夏美「指きった!!!」


さだのり「…今度は…そうだな、桜の綺麗な季節に帰ってくる」

夏美「ホント!?春にはまた会えるの!?」

さだのり「あぁ、邪火流と舞子と…一応、瑠璃にも伝えててくれ」

夏美「うん!!!」

さだのり「…帰ってきたら、さ」

帰ってきたら

ここに

この場所に

さだのり「また、肩車してやるよ」

夏美「うん!!」

さだのり「じゃあ、またな」

夏美「うん、またね!!!!!」



さだのりは歩き出す

生まれ育った街に背を向けて


さだのり「…行ってきます」


そんなことを、口にしてから





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