過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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593: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/29(木) 10:44:30.88 ID:YRuMpQ8a0



阿修羅「・・・随分規律の取れた軍隊だな」

「君はなんだね、この国の市民か」

阿修羅「足並み揃えて歩兵は進む、か・・・笑えるな」

「君は何なのかと聞いているのだがね」

阿修羅「国に従って尻尾振る仕事か、犬も呆れるほどの従属感だな」

軍隊の進路に立っている青年は、愉快そうに笑う

「隊長指揮官殿、如何致しましょうか」

「構わん、撃て」

「ですが、相手はまだ・・・」

「何を言っている、これに年齢など関係ないのだよ」

隊長指揮官が、ジロリと兵を睨む

「今から死に行く者に年齢も性別も、過去も未来も関係ない・・・それが戦争によるものならば尚更だ」

阿修羅「戦に年齢は関係ない、か・・・素晴らしい考えだ」

「さぁ、撃て」

戸惑ったような兵士達

だがやがて、一人の兵士が青年に向けて銃を構える

「悪く思うなよ」

引き金に手を掛け、そしてそれを

阿修羅「・・・」

引くことは、出来なかった

青年がその前に動いた






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