過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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608: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/31(土) 22:23:55.16 ID:JCGD5xH50
武蔵「はっは…こ、この世の中に私をこうも圧倒的に嬲る者がいるとは…」

さだのり「…お前の知ってる世の中なんて狭いんだよ」

バキン、と背骨を切っ先が貫いた

真っ赤な血が地面に弧を描き流れていく

さだのり「俺は、お前より強いヤツを4人ほど知ってるな」

武蔵「それは…会ってみたいものだ…」

薄れていく意識の中で、しかし武蔵はどこか嬉しかった

侍というのは、常に強者との戦いを求めるものだ

そう聞いていたからこそ、彼は強者と戦いを求めた

さだのり「…安心しな、今からてめぇが行くところに3人はいる」

武蔵「…そう…か」

ガクリ、と項垂れた頭



さだのりは一瞥してから、次に阿修羅を睨み付ける

さだのり「…お前も何してるんだ」

阿修羅「…お前は…」

さだのり「何があったんだよ、この爺さんは聞く前に死んじまった」

阿修羅「…戦争だ、隣国との」

さだのり「へぇ…」

顎を撫で、楽しそうにさだのりが笑う。自分の故郷が戦火に燃やされるかもしれないというのに

阿修羅「何がおかしい」

さだのり「いやいや…お前の親父が言ってたのは正しかったのかもな、確かにベッケンバウアーの政策は間違ってたんだ」

阿修羅「…今更何を言っている」

体についた土を払いながら、阿修羅が立ち上がる




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