過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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◆G2uuPnv9Q.
[sage saga]
2012/05/24(木) 20:37:00.51 ID:Ee9ZYm790
さだのり「どうしてだと?こいつは餓鬼の鬼ごっこじゃねぇ!!捕まったら殺される、はぐれたら二度と出会えねぇんだ!!」
夏美「おじちゃん…」
さだのり「俺に守ってもらおうなんて甘い考えはよせよ、俺は敵を殺さずに上手く片づけるだけで手一杯だ、てめぇを背負ってることなんて出来ないんだ!」
夏美「おじちゃん!!」
さだのり「ふざけんな、俺にこれ以上…」
そこでさだのりが言葉に詰まる
それから先を言ってしまうのは、駄目だった
この少女の前では
さだのり「…ダメだ、お前もここに残れ、邪火流がいれば安心だろ」
夏美「…」
さだのり「運転手、危険が迫ったら俺をおいて逃げてくれ、俺ならなんとか逃げ切れる」
「…分かりました」
さだのり「邪火流、みんなを守るのはお前の役目だ」
邪火流「…あぁ」
さだのり「瑠璃、お前の兄貴の安否は絶対に確かめてやる、だから信じて待ってろ」
瑠璃「…ごめんなさい、力になれなくて」
さだのり「…じゃあ、後でな」
さだのりが車両から降りようとした、その時
夏美「待ってよ、おじちゃん…」
もう一度、夏美が小さな声で囁いた
嗚呼、そういえば
こんな風に自分を慕ってくれる人は、どれほど久しいだろうか
さだのりの心の中に、ほんの一瞬だけ、あの日の面影が浮かぶ
でも、それは
さだのり「…ダメなんだ、夏美」
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