過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
1- 20
704: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/05/30(水) 16:52:13.97 ID:MwPaoUN60

そういえば、とさだのりは今更ながらに思った

セルジオが死んだときも、ソラが死んだときも、遠藤が死んだときも

誰かが、彼らのために泣いていた

もしも、自分がここで死んでしまったなら、誰かが泣いてくれるのだろうか

涙で棺を濡らして、啜り泣く声を聞かせてくれるのか

さだのり(…それなら悪くもねぇよなぁ…)

このまま、意識の深海へと落ちて行ったら

彼は、どこか安らかな場所で、何も考えることなく、眠りにつけるのか

さだのり(…あぁ、それなら…)


「おじちゃん!!!」


誰だろうか

こんな風に、さだのりのことを心配そうに呼ぶのは

さだのり(…夏美…)

そうだ、この声は、あの少女の声だ

「おじちゃん!!!」


さだのり「…」

目を開けると、泣いている夏美の顔が目に入った

さだのり「…夏美か」

夏美「おじちゃん!!」

邪火流「…目が覚めたか」

さだのり「…こ、こは…?」

ズキズキと背中が痛む、そこで背中に傷を負ったことを思い出した

邪火流「安心しろ、本拠地だよ…ったく、夏美を回収して戻ってみたらこの有様だ」

さだのり「…悪い」





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
935Res/920.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice