過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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◆G2uuPnv9Q.
[sage saga]
2012/08/23(木) 13:08:55.91 ID:MHBcUoks0
走馬灯、だろうか
さだのりの脳裏には様々な光景が蘇った
邪火流が自分に声を掛けてくれたあの場所
セルジオ、ソラ、遠藤と出会った場所
みんなで戦ったあの争い
そして、舞子
さだのり(…あぁ…懐かしい…)
思い出と言うのは、いつまでも心の中に残っていた
消えてなどいなかった
さだのり(みんな…)
夏美の笑顔が、蘇ってきた
その笑顔を、もっと、ずっと、長い間見ていたかった
さだのり(…)
阿修羅「…さだのり…お前は立派だった、今だから言えるよ、俺はもうお前にこれっぽっちの恨みも抱いちゃいない…それどころか、友情さえ感じている」
涙を浮かべながら、阿修羅は言った
阿修羅「…もっと…もっと早くにお前と出会えていたなら、あるいは俺の人生は変わっていたかもな」
くるりと背中を向けた、目の前の男に
さだのりは、何かをしなければならなかった
さだのり(…そうか…俺は)
阿修羅「!!!???」
ズドン、と鈍い衝撃が響いた
阿修羅の胸から、剣が突き出している
阿修羅「ば、馬鹿な…さだのりはもう、腕を無くし…!?」
振り返ろうとして気が付いた、さだのりは、自分の胸に刺された剣を、そのまま阿修羅に突き刺したのだ
背中合わせのようにして、後ろから
阿修羅「…さ…だのり…」
さだのり「…終わった…俺の戦いは…終わったんだ…」
ずるずる、と二人が地面に座り込む
阿修羅(…あぁ)
さだのり「…悪いな…お前には、本当は…幸せな人生を歩んでほしかったんだけどさ」
阿修羅「いや、いいさ…これでいい…俺みたいな人間は、どこに行っても結局災厄を呼び起こす…からな…」
さだのり「…俺もだ…」
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