過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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903: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/08/27(月) 18:26:40.02 ID:EwJlg1ys0

舞「…お、おじちゃんごめんね…」

夏美「だ、だっていきなり脱衣所に入られたら…その、私達だって女の子なんだし」

さだのり「…わかってるよ、俺が悪うござんした」

舞「…怒ってる?」

さだのり「いいか舞、大人の余裕ってのがあってな、こんな、いいか?こんなくだらないことじゃあ、機嫌を損ねたりはしないんだよ」

夏美・舞(お、怒ってる)

さだのり「…にしても、お前らが女の子、ねぇ…昔はこんなにちっさいガキと抱かれてなきゃ動けもしない赤ん坊だったのにさぁ」

夏美「…おじちゃんだって子供の時があったでしょ?」

さだのり「あぁ、あったあった、でもお前らと違って平穏とは遠い生活だったなぁ」

舞「…ねぇ、おじちゃん」

さだのり「なんだ?」

舞「…おじちゃんって、お姉ちゃんの…本当のお父さんなんでしょ?」

さだのり「…邪火流から聞いたのか?」

舞「…お姉ちゃんが言ってた」

夏美「あ、あのねおじちゃん…」

さだのり「…今更語る必要もないだろ?そんなこと」

舞「…でもさ、昔のこと、お父さんもお母さんも話してくれないの、お前達は知らなくていいって」

さだのり「…知る必要がないからそう言うんだろ?」

夏美「…でも、知りたい」

さだのり「…はぁ…邪火流と舞子には内緒だぞ?」

舞「!!う、うん!!!」

さだのり「…俺と邪火流は幼馴染で…えーっと、そうだな…他にも何人かの友達がいた、みんな昔に死んだけど」

夏美「…うん、うん」

さだのり「…舞子と会って、あいつは夏美を身ごもったんだ」

舞「…避妊しなかったの?」

さだのり「そこで一一ツッコむな!!っていうかそんな知識だけはあるんだな!!」

夏美「そ、それで…?」

さだのり「…戦争があったんだ、まぁ…内乱みたいなもんだが、それで俺は邪火流に舞子を託した、それだけだ」

夏美「…」

さだのり「…なんだよ」

舞「…その、幼馴染だったお父さんが…お母さんと結婚して、嫌だったんじゃない?」

さだのり「なんで?」

舞「…だって…自分が好きだった人が…」

さだのり「俺が託したんだ、そりゃ嬉しいさ…邪火流は律儀な男だ、あいつは…本当に、俺との約束を守ってくれてる」

夏美「…」





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