過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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92: ◆G2uuPnv9Q.[saga]
2011/07/05(火) 21:11:03.17 ID:Ot1j3FXg0
セルジオ「あー・・・親父、おふくろ・・・今からそっちに行くからな・・・」

セルジオ「・・・つまんない人生だったかもな、人から満点なんてもらえない」

彼の頭に浮かぶのは

幼なじみで、少し体が弱くて

いつも一緒だったソラの姿

セルジオ「・・・でもな!」

セルジオ「自分で次第点くらいはやれる人生だったよ!」

セルジオが、兵士達の元へと突っ込む

その手には手榴弾があった


セルジオ「汚い花だ!醜い花だ!」

セルジオ「蜜もなければ香りもない!」

その頭に浮かぶのは、ソラの姿だった

彼と出会えてよかった、とセルジオは思う

つまらない人生に、くだらない人生に

たった一筋、光を当ててくれた彼に


セルジオ「ならばせめて!」

ピンを引き抜く

まばゆい閃光と、凄まじい音が響く


セルジオ「散るときくらいは美しくあれ!」


セルジオが最後に頭に浮かべたのは

友の姿だった




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