過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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◆G2uuPnv9Q.
[saga sage]
2013/02/24(日) 23:54:25.46 ID:iTtpI47p0
さだのり「…」
邪火流の家…広く感じられるリビングで、さだのりは椅子に座り目を閉じていた
瞼の裏に映るのは、かつて失った幼馴染たち
そして、彼らと過ごした悲しくも楽しかった青春だった
セルジオが、ソラが、遠藤が……
彼の心の中で、そっと笑顔を浮かべていた
さだのり(あぁ……懐かしい)
夏美「おじちゃん、御飯出来てるよ」
さだのり「…あぁ」
夏美「ほらほら、早く食堂行こうよ…どうしたの?」
さだのり「いや、ずいぶんでかい家だよな…邪火流は儲けてんのな」
夏美「…おじちゃんと違って、真面目だからね」
さだのり「あぁ?俺だって真面目だろうが」
夏美「あはは!!おじちゃんが真面目ってことはないよ」
さだのり「……」
夏美「…おじちゃん?」
さだのり「いや、なんでもないよ…お前は真面目だから、教師になれたんだな」
そう言ったさだのりの顔が、なぜか寂しそうなのはなぜだろうか
邪火流と夏美の真面目な部分は、似ているのだ
本当の親子のように
さだのり「……飯、なんだって?」
夏美「ビーフシチュー」
さだのり「そりゃ楽しみだ…」
すっと、立ち上がったさだのりの背は…夏美よりずっと高い
頭に触れるのも無理なくらいに
夏美「…」
さだのり「…何してるんだよ、お前も行くんだろ」
夏美「え?あ、あ、うん」
食堂に用意されていたビーフシチューは、なぜだか懐かしい味がした
さだのりにとって、誰かの手料理を食べるのは…それは、いつも相手が舞子の時だけだった
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