過去ログ - キョン「全世界をひっくり返しても必ずお前を取り戻す」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/06(水) 19:34:39.14 ID:kZ15gpsB0
「それは……確かに。ともあれ、それを言い出してしまえば異世界人である事に何の特性が有るというのですか? 僕達はこう考えます。異世界人とは」

聞いてやろうじゃないか。

「涼宮さんにとって、そしてまた常識にとって、普通とは一線を画していなければならない。確かにその方を異世界人だと言い切れる何らかの特性を持っていらっしゃるだろう……と」
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/06(水) 19:45:18.61 ID:kZ15gpsB0
俺がポツリと漏らした呟きに古泉が苦笑する。

「何、笑ってんだよ?」

「いえ、この間ここを通った時も貴方は全く同じことを言ってらっしゃったなと思いまして」
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/06(水) 19:56:34.29 ID:kZ15gpsB0
「ども」

「おおっ、その声はキョン君じゃないか。何々? みくるの事が気になって来たのかい?」

「え? 朝比奈さんはこちらにいらっしゃるんですか?」
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/06(水) 20:06:06.10 ID:kZ15gpsB0
「ええ。我々は実は……」

と、古泉が本題を切り出そうとしたのだが、それは元気の良い声に遮られた。

「皆まで言わないでだいじょぶ! ハルにゃんから聞いてるよん。ウチの裏の竹林に有るヤツで良かったらどんっどん持ってっちゃって良いから!」
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/06(水) 20:27:03.00 ID:kZ15gpsB0
俺たちを和やかに敷地へと迎え入れてくれた鶴屋さんに折りたたみのノコギリを丁重にお借りした後、竹林へと足を踏み入れた。用意の良い事に虫除けスプレーまでお借りして万全の体勢である。

「……寝巻き姿の朝比奈さんを見たかったんだけどな、俺は」

「いけませんよ。誰にだって見られたくない場面というものは有るのですから。それが女性であれば殊更に、ね。帰りにお顔を拝見出来るのですし、それでよろしいではありませんか」
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/06(水) 20:42:54.77 ID:kZ15gpsB0
「……僕たち二人がかりで運搬が可能で、かつ公道を歩く際に歩行者や車両に迷惑が掛からないという条件を満たした上で一番大きなもの、と僕は推察しますが」

オーケー。なら一番小さい笹を探そう。周りに生えまくっている竹じゃなくて、笹な。

「了解しました」
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/06(水) 20:56:46.41 ID:kZ15gpsB0
だよな。玄関近くの障子戸を開いて顔を出し、一番に俺たちの出迎えをしたのはハルヒだった。なんだよ、結局俺たちより先に見舞いを済ませちまってたのか。

「それで、笹は良いのを見繕ってこれたのかしら?」

「運搬の手間を考慮してから物を言え。まあ、去年と似たり寄ったりだ。多分、あれくらいがジャストサイズだよ。なあ、古泉」
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/07(木) 12:50:54.12 ID:dD1MLI/DO
上手いな


40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]
2011/07/07(木) 16:16:29.33 ID:XgHxyXJAO
ハルヒssで改行嫌い…
さては貴様っ、戯言キョンの人だな!


41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/07(木) 20:02:21.30 ID:9wHDT/ms0
ハルヒ。分かっていたが再確認。お前、阿呆だろ。俺と古泉の閉口を分かっているのかいないのやら。ハルヒは顔を喜色満面に染め上げて、朝比奈さんの無事だけはそれで確認する事が出来るが後はさっぱりだ。

「あーっと……朝比奈さんは元気なんだな?」

「そうね。軽い暑気当たりってだけらしいわ。なんでも、この死ぬほど暑い中体育してんだんですって。そりゃ、みくるちゃんなら一発だわ」
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/07(木) 20:12:43.50 ID:9wHDT/ms0
……勝手に人をパジャマ萌えに断定した挙句、品性をこき下ろすとか傍若無人にも程が有る。そりゃパジャマにある種の……こう、なんというか、なにがしかを掻き立てる未知なる力が有ってそれが俺に作用していないとは断言出来ないと言や、出来ないけれども。

しかしあえて言わせて頂きたい。パジャマとは寝乱れている、その襟元のはだけ具合こそが至高にして嗜好であると!

……なんでもない。只の妄言だ。
以下略



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