過去ログ - キョン「全世界をひっくり返しても必ずお前を取り戻す」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/05(火) 18:18:51.35 ID:Yrxo7Ufx0
「ふーん……まあ、仕方無いかもね。今日はほんっとうに暑かったし。みくるちゃんだし。……あ、そうだ。良い事思いついた」

扇風機が首を振るのに合わせて右へ左へと身体を傾ける、不審なフラワーロックかメトロノーム紛いの動きをしながらハルヒが口にした言葉は俺の背中に電流を走らせた。

つまり、「今度は何物騒な事思い付きやがったんだ、バカヤロウ」である。思い返すまでも無いが、ハルヒが思い付いた「良い事」とやらは総じて俺にとっての災厄でしかない。出来ればもう少し常識的な発想をして頂ければこの身が擦り減る事も無いのだが、悲しいかな、我らが団長様にとって常識とは打破すべき敵であり、涼宮ハルヒとはつまり非常識を抜きにして語れない存在なのである。

それはつまり、コイツの周りに未来人、超能力者が居る事からもご理解頂けるであろうか。

流石に異世界人ってヤツはまだ登場してきちゃいないけどさ。

「その眼は何よ、キョン」

「いんや、別に何も。強いて言うなら、俺たちの輝ける団長様はどんな素晴らしい何かを思い付いたのか俺は興味をそそられて仕方が無いってのを視線に込めてみただけだ」

「ふん、どうだか」

勿論、皮肉混じり――つーか完全無欠に皮肉なんだが。それにしたって聞きたくすらないなんて本音は口に出した瞬間に俺の身体が宙を浮く気がするので却下だ。

「僕も気になりますね。今度はどのような事を思いついたのですか、涼宮閣下?」

「そう? 古泉くんも気になる? 教えて欲しい?」

勿体付けるな。それともなんだ? 俺に覚悟を決める時間をくれているってんなら痒いところに手が届き過ぎて背中は引っ掻き傷だらけだな、オイ。



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