38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/14(日) 20:02:30.43 ID:kPL2CQfgo
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気がつけば、三年の夏休みが目前に迫っていた。
その日も和ちゃんと一緒に学校から帰った。
和ちゃんが隣を歩み、和ちゃんの肌が私の指の近くにあると思うだけで気が気じゃなかった。
なるべく考えないようにして、足早に歩いた。
普段通りにしようとは思っていたけれど、私はたぶん「浮足立っている」という状態だったろう。
和ちゃんと一緒に帰れるのは嬉しいし、けれど怖くもある。
和ちゃんも私もお互いに信頼しているという自負もあるが、一方で私は和ちゃんに隠し事をしてるし、私も和ちゃんのことを本当はわかってないかもしれない。
私も和ちゃんもお互いに好きだけど、私の好きは大きすぎるかも知れず、それに気づけば和ちゃんは私のことを好きでなくなるかもしれない。
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