41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/22(金) 22:35:21.80 ID:PA/oPpxe0
さていよいよ二曲めです。
エフェクタを踏み込むと、レスポール Jr のキレのある高音がきらびやかに輝きます。
梓(ふ〜っ)
大きく深呼吸をして、先輩達とアイコンタクトを取り演奏を始めました。
ゆっくりと昇る月を眺めているような気持ちが感じられます。
律先輩と澪先輩のゆったりとした音数の少ないリズム。
ムギ先輩の抑揚を抑えた控えめなキーボード。
唯先輩の慣れていないけど無理をしないアルベジオ。
全てがゆっくりしています。
最初は面白くなさそうだった客席も、いつのまにかゆったりとした時間の心地よさが伝わったのか、
自然とリズムを刻んでいます。
さて最初のブレイクです。
曲調は一転して3倍ほどの速さになります。
そしてクライマックスに向かって、唯先輩がエラ・フィッツジェラルドのようなスキャットを始めました。
まずは私のギターと掛け合いです。
律先輩のドラム以外に聴こえるのは、唯先輩の声と私の QP の音だけです。
そして最大のクライマックスは
唯先輩に絡むように澪先輩とムギ先輩が加わった3声スキャットです。
先輩方はこのパートを一生懸命練習していたのですが、音取りに苦労していたというよりは完成度をあげるための練習だったんでしょう。
私も聴き惚れてしまいます。
梓(私も歌に自信があれば加わりたいけど...)
歌うことにコンプレックスを持っている私に、律先輩は
律「梓は軽音部のジェフ・ベックみたいなもんだから歌わなくてもいいんだよ!!」
って言ってくれたっけ?
でも、
梓(ルート音だけでもいいから参加したいなぁ〜)
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