過去ログ - めだか「球磨川がカッコよすぎて生きるのが辛い……」
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158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2011/07/17(日) 00:24:12.47 ID:2C7RGbDAO
『んーと、それで何の用かな』

みるみるうちに傷が癒えて、制服も元通りになる球磨川先輩。

あたし達がいうのもなんだが、暑くないのだろうか。

「随分と楽しそうじゃないか」

『楽しいよ。それがどうかした?』

「これなら私が幸せにせずとも十分じゃないのか?」

『んーとね。別にそれでもいいんだよ。ただめだかちゃんが言うみんなの幸せに僕は含まないで欲しいかな。

僕は君の力で幸せにはならない。僕は君との関わりで幸せにはなれない。

そういえばめだかちゃんにいつか言っていたよね

二度と君の前に姿を表さないって』

「あぁ、まさか堂々と恥を知らずに出てきたものだから卒倒しかけたぞ」

『恥を知らないわけじゃないし、恥ずかしがり屋なわけでも無いよ。

ただ偶々、自分が化け物だと言う女の子がいたから止めただけさ。

そんな発言を許し、傍観するなんてもはや男子じゃない、ただの雄だよ』

その発言に黒神さんは眉を潜める。

「ほぅ、善吉や阿久根書記の事を言っているのか?」

恐らく肯定したならば殴られてもおかしくない問い。
「善吉くんや阿久根書記を馬鹿にしているなら相手になるぞ」とその瞳が物語る。

『そうだね。善吉ちゃんも高貴ちゃんも真黒ちゃんも去勢するべきだよ』

そしてそれを真っ向から受け止め返す。

『まさか、気を悪くした。ごめーん。悪気は無くて悪意しか無いんだ』

「…………貴様っ!!」

『だってそうだろ? めだかちゃんがあそこで自分を肯定したらずっと化け物扱いだ。そんなの可哀相だよ』

「〜〜〜〜っ!! そんな甘言で私を落とせると思うな」

あれ黒神さん、顔が真っ赤だ。怒りというよりもこれは羞恥かな。

『んと甘言じゃないよ。飛沫ちゃんがそんなことを言ったら僕は止めるし、夭歌ちゃんが言ったら否定する。もちろん、もがなちゃんが言ってもそれを無かったことにするよ』

「はぁ、ありがとうございます」

一応、可愛いと褒められたので礼を言った。

良かった空気にならなくて。

『それで本当に何の用?』

「…………来いっ!!」

『わわっ』

ぐいっと黒神さんが球磨川先輩の腕を引っ張り出した。

そして校舎へ入っていく。

もしかしてあたしは邪魔なのかな。


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