過去ログ - めだか「球磨川がカッコよすぎて生きるのが辛い……」
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252:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2011/08/01(月) 00:45:47.56 ID:9/Yf5SjAO
【ゴーストバベル地下十三階・球磨川】

『僕が男の子だから女の子に攻撃しないと思った?

好きな子たちを傷つけないと思った?

僕が君に遅れをとると思った?




甘ぇよ』

両腕にネジをだし、飛沫ちゃんの脇をぬけ、自称なんたらのライオンをネジふせる為に駆ける。

「致死武器を使って俺を守れ志布志」

古傷が開く。が、それは効かない。なぜなら、

『そう、僕には「大嘘憑き」という欠点がある!』

傷口を瞬時に無かったことにーー。

ならない。

「不思議そうな顔をしているな」

王土くんはニヤリと悪い顔だ。まったく腹が立つよ。

「行橋風に言えば都城王土の真骨頂そのB『勝手たる救世』だ」

僕はじりじりと後退をするとある程度はなれた所で傷口が治り始める

「まぁ、これは言葉の重みと同じようなものでな。俺に近づくだけでスキルを使おうという考えを奪わせてもらったぞ」

『ふぅん、ならそういう事なら僕にだって』

しかし、いつの間にか僕はひれ伏していた。

無かったことにできないーー

「悪いな、球磨川よ。非常に勝手ながら貴様のマイナス勝手ながら救済させてもらったぞ」

僕は頭を上に向ける。

「神たる俺に近づけば翼は焼かれ地へ落ちる。貴様の頭の中では既に無かったことにしようという意識こそが無くなりつつあるんだよ。さしずめ、今の救世率は八十七パーセントという所か」

『あはは、何の数字?』

体中に力を入れるが立ち上がれない。

「なぁに、貴様の使えるマイナスのパーセンテージだ。貴様は油断すれば世界を無かったことにできるのかもしれないが、大丈夫だ。今のお前では小さな傷口を治す程度の小さな嘘しか使えない」

『負けた相手が強くなって戻ってくるなんてどんな少年漫画だよ』

「さて……神たる俺が用意した余興だ。黒神。球磨川を楽にしてやれ」

めだかちゃんは寝かせられた机から起き上がり、

「わかりました」

僕の前に三度立ちはだかった。


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