過去ログ - めだか「球磨川がカッコよすぎて生きるのが辛い……」
1- 20
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2011/07/09(土) 00:40:27.01 ID:QSql0i7AO
「まぁ、貴様が碌でもない理念のもと行動しているのは今に始まったことではない」

私は球磨川の私服を見る。

皺の入ったTシャツによれよれのチノパン。靴はサンダル。

相対的に見れば私が気合いを入れているように見えるのが腹立たしい。

『めだかちゃん!! 今日は可愛いねっ。気合い入れてきてくれたの?』

「そんなわけあるかっ!!」

『ほらほら、楽しもうよ、しゅっぱーつ』

私の怒声を流して、入場口へ歩いていく。

「〜〜〜〜っ!!」

腹立たしくもここでおめおめ帰っては本当に今日、何の為にこいつと会ったのか分からない。

否が応でも、あの日の事について口を割って貰おう。

『あ、高校生二枚でっ』

「おい、球磨川。自分の分は自分でだす」

『全く、めだかちゃんって、ほんと、空気読めないよねー』

明らかに馬鹿にされた。

「なっ! 私のどこが空気を読めないと言うのだ!」

『デートなんだよ? 様式美くらい弁えてよ。全く……はぁ』

ため息をつきたいのはこっちだ!!

「何時の時代の様式美だっ!! 男女平等が進んだ今はそういうお約束は廃れている。
何より、それは仲の良い男女における様式美だ!」

『んー、そうなの?』

「そうだっ!!」

『じゃあ、夕飯を奢ってよ。それでチャラにしようじゃないか』

「ん? あぁ、貴様がそれで良いというのなら……

待て、何故、昼ではないのだ? そもそも夕方まで貴様と過ごさなければならないのか?」

『あったりまえだぜー、黒神っ!! 何の為のデートだと思ってんだ!!』

「なんだ、その無駄な熱血は……暑苦しい、やめろ」

みぶりてぶりを交えて意気揚々に語る奴を見て、こめかみを押さえる。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
282Res/211.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice