過去ログ - めだか「球磨川がカッコよすぎて生きるのが辛い……」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2011/07/08(金) 02:22:42.73 ID:K10PeDSAO
『んじゃ、僕も手伝うね』

野球グラウンドの草むしりをしている所にあいつは来た。一週間、毎日だ。げんなりする。

「……私、一人で十分だ」

『じゃあ、僕は二分くらいだから十二分だね』

くだらない言葉遊びだ。

『うーん、そうだ!!』

どこかに携帯をかけ始める。

『めだかちゃん、業者を呼んだからもうだいじ……』

こめかみに青筋が立つ。

「貴様っ!! 予算は最初から決まっておるのだぞ!!」

『意外とケチくさいんだね、箱庭学園って』

溜め息混じりに携帯を出し、さっきの依頼をキャンセルしている。

『んじゃ、一気に爆破でもすればーー』

「なんで、貴様はそんなに発想が残念なのだ!! 私達の手でやるからこそ、達成感があり! 意味があるのだろうが!」

人差し指を球磨川の額に何度か突き刺し(あくまで少し赤くなる位の力で)ながら私は憤る。

『ふーん、そういうものなのかー』

「貴様は全うに生きてきてないのがこれで証明されたな」

『あははー、非道いや、めだかちゃん』

そして、ぶちぶちと草をむしる。球磨川も喋らず黙々と。

「……そういえば、プラスシックスと負け犬軍団についてなんだが」

『んー?』

「まるで何かに怯えているらしい? 知らないわけないよな。球磨川?」

何せ、こいつは激戦区であったらしい場所を堂々と通り、エレベーターで降りてきたのだ。

接触していないわけがない。

『んーと、知らないなぁ。



と言うのは嘘だよ』

「また、貴様はっ!! 縋りたくなるような嘘を!!」

怒りで草を抜く力がます。ぶぢぃ、ぶぢぃ!!

『あはっ、それって今の僕を信じていたいってこと?』

羞恥に頬が赤くなる。

「そ、そういう訳ではない……わけでは無いのだが。あ、あれだ。『貴様が改心したかも』という可能性を捨ててないだけだっ!! 期待などするなっ!!」

『えっ? めだかちゃんってツンデレ?






んー、でも、聞いたらきっと後悔するよ』

私は草を強く抜くことで聞く意志があることを肯定した。


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