過去ログ - めだか「球磨川がカッコよすぎて生きるのが辛い……」
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93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2011/07/11(月) 01:18:12.71 ID:CjhLSWoAO
【球磨川禊の勝ち負け】

『単刀直入に言うよ。名瀬さん、早くお帰りになってくれないかい?』

「いいぜ!

ーーとでも言うと思うのか?
ふざけんな、この負完全野郎。

どうして客人が帰らなきゃなんねーんだよ。
用も足さずに帰るなんて、無駄足運んだ意味ねーじゃねーか。馬鹿馬鹿しい」

机に足をあげて大胆不敵に彼女は吐き捨てる。

なんだか今は外にいる二人も穏やかではない空気を醸し出していたし、厄介事はつきない。

『ん、じゃあ、ここに来る理由なんてあるのかな?

挨拶なら後日、真黒ちゃんにするからさぁ』

「なぁ、あんたらはマイナスって呼ばれてるんだろ?」

話を聞いてすらいない。まったく。

『そうだね、でも、それがどうかしたかい?』

「ふぅん。

だったら俺に『マイナス十三組に入ってください』とか言うのがセオリーだと思ってよ」

『はて、それはなんでだい?』

「…………こう見えても俺は幸せになるために幸福になる、本当に素晴らしいものは地獄からしか生まれないという持論を追っていてーー」

『知っているよ』

「…………っ! ならマイナスがマイナスたる由縁はそのーー」

『うん、わかってるよ。それで言えば名瀬さんにはマイナスの素質はあるよ』

彼女は勢いよく立ち上がり、

「だったら俺を、マイナスに!」

『いれないよ。君は素質があってもマイナスじゃない』

彼女の顔が憤怒、憎悪に染まる。

「あんたに俺の何がーー」

『わからないし、知ろうとも思わないよ。

そもそも、そういう発言がプラスだと思わないかい?

誰かを理解する、誰かとわかりあう。誰かと友達になる

そんな当たり前が出来ないからマイナスなんだ。

許されない、救われない、友達ができない、評価されない。

そういうマイナスが必死に傷を舐めあう為に作ったクラスに入りたい?

舐めないでよ、黒髪くじらさん。

ポリシーすら捨てられる友達がいる君が、

僕達の一生懸命舐めあっている所【マイナス】に入れるとか思うなよ。

ここはこの一角だけはマイナスの居場所だ。

邪魔をしてもいい。蔑んでもいい。壊しにきてもいい。

ただ、そういう思いあがりはやめてくれないか?』


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