過去ログ - めだか「球磨川がカッコよすぎて生きるのが辛い……」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(九州)
[sage]
2011/07/11(月) 02:18:35.75 ID:CjhLSWoAO
「名瀬ちゃん、何だか機嫌悪い?」
「こ、古賀ちゃん、そんなことねーぜ!」
俺の部屋のベッドでごろんと横になる古賀ちゃんを横目に俺は言う。
俺は球磨川禊という男にお礼を言いにいく予定だった。
そもそも実験が凍結し、古賀ちゃんの修理修繕検査をしようとも手持ちが無い。
世知辛い話になるが、世の中はお金が全てだ。
漫画じゃあるまいし、何でもかんでも揃うわけじゃない。
仮にも実験が続けれたのは十三組の十三人であったからであり、俺自身が何か稼いでいたわけじゃない。
つまりは古賀ちゃんを修繕修理検査しようとも場所がないし、設備がない。
そもそも、あいつは、あの球磨川という男は穴の空いた心臓を治した。
しかし、後遺症も気になる上に異常【アブノーマル】が無いから為、精密な検査を行いたい所だ。
凍結された瞬間から各実験部屋の使用が規制された。
最初は一週間程立って、黒神真黒ことお兄ちゃんが条件付き協力言い出してきた。(条件が条件なので断りたかった)
その翌日、地下のモルモット達が一匹残らず消えていた。そして一枚の書き置き。
そこには実験を廃止して維持費に困るモルモットをとある遊園地に買い取ってもらう手続きを生徒会非公認で踏んでいるとの旨。
飼い主である俺の名前宛てに小切手が一枚。
前金であるその金額は食べるものにも着るものにも住む場所にも、古賀ちゃんをちゃんとした検査を受けさせるのにも困らなかった。
「それで球磨川先輩ってどんな人だった?」
命の恩人の様子を聞き出してくる古賀ちゃん。
「んーと、俺の趣味じゃなかったな。いまいち、ぱっと冴えねーっていうか」
「ふーん」
大して興味も無かったのだろう再び、ゴロゴロし始める。
「名瀬ちゃん、この後どうするー?
せっかくの夏休みだしさー、遊びに行こうよー」
グテーと伸びながらつげる。
「うん、いいぜ。気晴らしにどっか行こう」
あいつのムカつく顔を思い出して鬱憤が溜まった。
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