過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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作者
◆K.en6VW1nc
[saga]
2011/07/15(金) 23:33:43.09 ID:PXVe/j9AO
〜6〜
そして――
垣根「いつまで飛びゃいいんだよ!!」
フレメア「駒場のお兄ちゃんが見つかるまでー!!」
垣根「ああ愛されてんな駒場の兄ちゃん!俺は学園都市二位だぞ!?未元物質(ダークマター)垣根帝督だぞ!!?それがなんだって別の男に会いに行くアッシー代わりなんだよ巫山戯けんじゃねえ!」
フレメア「学園都市の皆さーん(ry」
垣根「くぅおんのガキがァァァァァァァァァァァァァァァァァァァア!!!」
『おえええええっ!』ビチャビチャ
『私のコートに吐くなぁぁぁぁぁ!』
垣根「人生最悪の夜だクソッタレがァァァァァァァァァァァァ!!」
垣根は何者も背負わないと決めた背中にフレメアを跨らせて月夜を舞う。
フレメアをして『電話もメールも繋がらないなら会いに行けばいい』との事らしく……
下界からは誰かがゲロをブチ撒ける音から品のない叫びまで聞こえる。
上条とフラグを立てた者にとっては誰もついていない日である。
垣根「ったく……こんな真っ暗闇で、いくら空からったってそう簡単に見つかる訳が……」
駒場らはスキルアウトである。薄暗い路地裏、深いこの夜の闇の中から見つけ出すのは困難である事は二人ともわかっていた。
彼等は衛星による監視を嫌って、ボロ布を繋ぎ合わせたようなバリケードまで張り巡らしている。しかし
フレメア「……私達は、ゴミなんかじゃない」
垣根「………………」
フレメア「もしゴミだって言われても……大体、そのゴミの中から無くした指輪を見つけるみたいに……」
垣根「(……ったく)」
フレメア「――私にとっての、大切な人に、会いたいの――」
垣根「(――女ってのは、つくづく理屈の生き物じゃねえなあ)」
女は言葉じゃ納得しねえ――そうかつて上条に言って聞かせた言葉がそのまま跳ね返ってくるのを垣根は感じた。
小さくとも、幼くとも、フレメアは『女』なのだ。
垣根は『女』が嫌いではない。その情念は時に禍々しく、そして無垢で、浚えない底にある星の砂である。と――
ヒュウウウウウ……トンッ
垣根「ああ?」
その時……上空を行く垣根の鼻先に――達するはずのない高度に、秋風に舞い上げられた――
垣根「――紙飛行機」
フレメア「……ん?」
テスト用紙で折られたような紙飛行機が鼻先に当たり、墜落し、垣根が一時飛行を止めた。
すると――
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