過去ログ - 番外・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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138:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2011/07/17(日) 21:18:45.81 ID:3guX2yCAO
〜9〜

禁書目録「静かだね……」

上条「ああ、みんな帰るとより実感するよなー」

禁書目録「(ふふふ、たんぱつはしずりのところ……だから今日はとうまにいっぱい甘えん坊出来るんだよ!)」

上条「(麦野のヤツ、本当に大丈夫かな……いや、んな事言ったらビリビリも違った意味でやべえかも……)」

禁書目録「ねえねえとうま?私今日すごーく頑張ったよね?お皿洗いもしたよね?エラい?私ってエラい?」

上条「(あの二人すっげえ仲悪いんだよなあ……出会った時が出会った時だったし、それ考えれば随分進歩した……よなあ?って上条さんは思う訳ですよ)」

禁書目録「とうま?ねーとうまとうまー」

上条「(つっても麦野って基本的に誰でもああだしな……なんだかんだ言って話しかける分、ビリビリはちゃんと相手として認識されてるって事だし)」

禁書目録「とうま聞いてるの!?」

上条「(姫神が家に来た時は結局最後まで名前呼ばなかったし覚えなかったし……大覇星祭の時なんて吹寄の事ずっと無視してたし、オルソラはめちゃくちゃ苦手なタイプっぽかったし、アニェーゼ本気で殺そうとしたし……おっかしいなあ。あのサバ缶の娘とかジャージの娘とか、絹旗なんかとかとは仲良いのにな)」

一方その頃……上条当麻は散らばったトランプを片付けつつその中から先程雲川が言及した『死者の手』なるツーペアを作り上げていた。
スペードとクローバーのAと8。何でも雲川曰く『有名なガンマンがこの手を作った酒場で撃たれて死んだ』らしい。
そんな不吉極まりない手役が果たして誰にその後ろ向きの祝福を授けるのか――

禁書目録「とうまー!!!!!!」ガブー!!

上条「んぎゃああああああああああ!?」

禁書目録「これは仕方無いよね!?これは噛まれても仕方無いよね!!?」ガブガブ

上条「何がどうしてどうなってどうやれば上条さんは噛まれなければいけないんでせうかインデックスさーん!!?」

禁書目録「こんなに近くで話し掛けてるのにお返事出来ないカニミソ頭なんて食べられてしまえばいいんだよ!!」ギリギリ

上条「不幸だー!!!」

まずそれは上条の頭上に降りかかる形で訪れた。
それはこの季節になれば実り始める毬栗を踏みつけて割るが如くのバイティングである。
人はそれを自業自得と呼び、多分に漏れず上条にもそれは当てはまった。




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